Ⅰ．デジタル広告の公正な取引と発展に関する基本的な考え方

当社グループの広告事業においては、コンプライアンスを遵守することの重要性に鑑み、本ポリシーを策定し、十分な広告コンプライアンス体制を構築しており、デジタル広告の公正な取引と健全な発展に向けた企業の社会的責任を自覚し、広告主が安心して広告掲載を行えるだけではなく、生活者や社会にとって「広告」が有益となることを目指します。

また、当社グループは、一般社団法人デジタル広告品質認証機構（JICDAQ）の認証を取得するとともに、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会（JIAA）及びWOMマーケティング協議会（WOMJ）に参画し、各法令に加えて各協会が定めるガイドラインを遵守していきます。

Ⅱ．デジタル広告の公正な取引と発展のための対策及び体制

１．ブランドセーフティ対策

広告主の皆様が安心して広告出稿ができるように、JIAAから定期的に提示されるリスト及び当社が定めるチェックリストを活用し、日々増え続けている違法・有害サイトに広告が掲載されることが無いように、配信先から除外する等の対策を講じることで広告配信の品質確保を行います。

また、違法・有害サイトを広告配信先から除外することで、広告主の企業イメージダウンやブランド毀損を防止し、品質の高い広告配信に努めます。

そして、当社グループは、JICDAQが定めるブランドセーフティ認証基準を遵守します。

２．無効トラフィック対策

当社グループは、不正アクセスやクリックの水増しなどが疑われるウェブサイトの検知に努めます。無効トラフィックの検知と低減を行うことで、広告主に対し健全で透明性の高い広告運用を目指します。

また、当社グループは、JICDAQが定める無効トラフィック対策の基準を遵守します。

３．レポート監査

当社グループは、広告事業におけるサービスの品質向上のため、広告主に提供している広告配信のレポートについて、内容の改ざんや不備がないかを営業部門から独立した内部監査担当者が監査しております。

４．広告審査

当社グループは、広告クリエイティブの内容が薬機法その他の関係法令を遵守しているか、JIAA及びWOMJの定めるガイドライン、公序良俗等に即しているかの審査を実施しています。

５．取引先の審査

当社グループは、健全で透明性の高い広告取引を行うため、取引の開始前にスクリーニングを行うことを徹底し、反社会的勢力や非合法な組織との取引を未然に防ぐように努めます。

６．広告主に対する情報提供

当社グループは、広告主がブランドセーフティ対策や無効トラフィック対策の状況を把握できるように、適切な情報を提供するように努めます。

７．技術的な対策の導入と新たな知見の活用

当社グループは、無効トラフィックの検知や低減、違法・有害サイトの排除を目指します。そのために、広告主に対して適切なソリューションを提供できるように努めます。また業界で推奨される技術を積極的に導入するとともに、新たな知見を当社の業務フローに反映することで、当社の対策が最新のものとなるように努めます。

８．内部プロセスの整備（コンプライアンス体制）

当社グループは、健全で透明性の高い広告取引を実現するため、営業部門から独立した組織であるメディア本部に広告取引に関するコンプライアンスについての十分かつ適切な権限を与え、社内業務プロセスにおける課題の発見及び改善に努めます。また、広告取引に関与する部門の従業員に対して、広告取引において遵守すべき法令・ルールに関する研修、アンケートを実施するなど、コンプライアンス意識向上のための啓蒙活動に努めます。

Ⅲ．その他

本ポリシーの改廃は、役員会の決議によるものとします。

以上

22年5月10日　制定