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プレスリリース

SNSで人気度を向上させるハッシュタグを人工知能(AI)が推薦する技術における東京大学山崎研究室との共同研究成果が「ACMMM」にて採択

 ソーシャルメディアマーケティング事業を展開する株式会社サイバー・バズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:髙村彰典)は、東京大学大学院情報理工学系研究科・山崎研究室との共同研究の成果が、「ACM International Conference on Multimedia 2019」に採択されたことをお知らせいたします。

◆概要
 2017年8月に発表された、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻の山崎俊彦准教授らが開発した、人工知能(AI)を用いてSNSで投稿した画像や映像の”人気度(閲覧数やいいね!の数)”を向上するハッシュタグ推薦の技術において、当社は2018年1月より産学連携を開始し共同での研究を行ってまいりました。
 本研究成果がこの度、マルチメディアの分野において権威ある国際会議「ACM International Conference on Multimedia 2019」(https://acmmm.org/)に採択されました。2019年10月21日から開催される同会議にて、山崎俊彦准教授らにより研究成果が発表されます。

◆発表概要
<発表のポイント>
・SNSなどにおいて、画像や映像の閲覧回数のような“人気度を向上させる”ことのできるハッシュタグ推薦技術を実現。
・これまでの技術ではコンテンツとハッシュタグの関係のみを考慮していたが、本研究は人気度の高いユーザのハッシュタグの利用傾向を人工知能に学習させる計算方法を実現した。その結果コンテンツの人気度をさらに向上させられるタグ推薦が可能になった。

<発表詳細>
 2017年に発表された同研究室の先行研究は、コンテンツの人気度とハッシュタグの共起関係を考慮して人気度を向上させることができる世界初のハッシュタグ推薦技術でした。そして今回、2018年1月より開始した同研究室と当社との共同研究において、人気度の高いユーザーのハッシュタグの利用傾向を人工知能に学習させる計算方法を実現しました。SNSに過去に投稿された約6万枚の画像を用いて学習してモデルを構築したあと1000枚の画像に対して推薦したタグを付与してSNSに投稿するという実証実験では、投稿後10日目において一般的なタグ生成 AI を用いた場合と比べて2.8倍、また先行研究と比較して1.2倍程度の閲覧数が確認できました。一般ユーザーのオンラインコミュニケーションの体験・モチベーションの向上、および企業の効果的なマーケティング・プロモーションの実現が期待されます。

共同研究について
”人気度を向上させる”タグの推薦技術
 本研究は、これまで多数研究されてきた画像や動画に写ったものを判断し、そのタグを推薦するという内容に加えて、人気度への影響力が高く、かつ元々のタグと関連の深いタグを推薦することが可能です。画像や映像についているタグとその人気度を数学的なグラフ・行列として表現し、どのタグ同士が同時に用いられることが多いかを考慮しながら反復的に計算することで、各タグの人気度への影響を数値化・ランキングします。

※参考「人工知能がコンテンツのハッシュタグを考案~SNS上で人気度を向上させるタグ推薦技術を発明~(科学技術振興機構報 第1269号)」より(https://www.jst.go.jp/pr/info/info1269/index.html

◆サイバー・バズ
2006年に創業。現在「コミュニケーションを価値に変え、世の中を変える。」というミッションのもと、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業を展開しています。インフルエンサーネットワークを活用したプロモーション支援や、SNSアカウント運用代行、インフルエンサーコマースメディア「to buy」の運営を行っています。
・事業内容:ソーシャルメディアマーケティング事業
・所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1渋谷インフォスタワー7F
・東証マザーズ 証券コード:7069
・URL :https://www.cyberbuzz.co.jp/

◆リリースに関するお問い合わせ
株式会社サイバー・バズ IR担当
Tel:03-6758-4738  /  E-mail:ir@cyberbuzz.co.jp

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