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【役員インタビュー】代表取締役社長 髙村 彰典

役員インタビュー第一弾!髙村代表取締役社長にインタビューいたしました!
これまでの経緯や大事にしている軸、ビジネスの面白さなどを聞きましたので、ぜひ最後までお読みください!

■略歴
1974年生まれ、岡山県出身。青山学院大学を卒業後1997年に興和株式会社へ入社、その後1999年に株式会社サイバーエージェントへ入社。

営業未経験ながらもインターネット広告代理店事業にてトップセールスを誇り、2005年には取締役に就任。5年間取締役を務め、2010年10月に株式会社サイバー・バズ代表取締役社長へ就任し現在に至る。2019年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。

ーなぜサイバーエージェントの取締役を退任し、サイバー・バズの代表取締役社長として会社を成長させようと思われたのですか?

もともと、実家が自営業だったこともあり「自分でビジネスをしたい」とは漠然と考えていました。

社会人3年目の時にサイバーエージェントに入社。その頃はまだ創業当初で従業員5名でした。

入社してからも起業したいとはずっと考えていましたが、軌道に乗るまでは最低限はやらなきゃな、とも考えていました。
社員が増え4000名規模になったタイミングで、古参が残っているよりも新しい人達が経営の経験を積むことが大事なのではないかと考え、役員を退任しました。

2010年に当時サイバーエージェントの子会社だったサイバー・バズの代表に就任。その頃ブログの全盛期だったのですが、徐々にTwitterやFacebook、YouTubeが流行り出していました。

これまでブログをやっていた人が今後、これらのSNSに移行しフォロワーを集めていくんじゃないか、スマートフォンの普及によって世の中の流れが一気に変わるんじゃないか、と感じたのをよく覚えています。
2013年にはサイバーエージェントよりサイバー・バズの株式33%を取得し、サイバーエージェントグループから独立。2019年9月には東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場しました。
結果として、Instagramが一気に流行し、サイバー・バズは時流に乗り業界で有名になりました。

タイミングがよかったんだと思います。

ーサイバー・バズをどのような会社にしていきたいですか?

新しい事業・サービスを創り成長し続ける、そんな会社で在りたいと考えています。
現在はSNSマーケティング事業を展開し、SNSマーケティング市場は2025年には2020年比約2倍、1兆1,171億円規模になると言われている成長市場です。

今や企業のマーケティング活動において、生活者とのタッチポイントとしてSNSを活用することは必須となっており、非常に可能性に満ち溢れています。
とはいえ当然どんなサービスや事業も流行り廃りに左右され、場合によっては縮小や消滅することも起こり得ます。
その時々のマーケットや経済環境に合わせて「何をやるのか」が変わっていくと考えた時、我々はとにかく時代の変化やこれから伸びていくものにしっかり着目し、常に変化に対応していく必要があります。
常に新しい事業にチャレンジし、永続できる会社にしていきたいです。

ーその中でも大事にしている軸はありますか?

「世の中を変える」「コミュニケーション」「インターネット」この三つに重きを置いています。
「世の中を変える」ためであれば、あらゆるモノを活用してもいいと考え、その中で「コミュニケーション」という手法を選びました。
人が生きていく中で、人との繋がりを断つことは不可能なので「コミュニケーション」からビジネスが生まれると考えたためです。
コミュニケーションと一言で表現しても、直接対面で会話することもあれば、手紙を書いたり電話をしたり方法はたくさんありますが、その中で「インターネット」を選び、中でも今や私たちの生活に根付いているSNSに特化していることがサイバー・バズの強みだと自負しています。

ーサイバー・バズの社員にどういう社員でいて欲しいですか?

まずは、それぞれの個性を大事にして欲しいと願っています。
個性をどう伸ばせるか考え、個性を活かして仕事に取り組んで欲しいです。

加えて、7Valueの一つでもある「自考自創」の姿勢を意識して欲しいです。
「自考自創」とは、「分でえ、ら新しい価値を造する」を四文字熟語にした造語です。

言われたことだけをやるのではなく、自主性を発揮して新しい価値を生み出す。常にこれを問い続け、どんな仕事でも面白さやワクワクを見出して取り組んで欲しいですね。

もちろん、社員全員を応援していますが、特に応援したくなるのはとにかく全力で頑張っている人。

目の前には色々な壁にぶつかることもありますが、それを一生懸命全力で乗り越えようと常にしっかりと前を向いて、仕事と向き合っている社員を応援したいと思っています。

頑張っている社員には役員会へ参加してもらったり、子会社の社長に抜擢するなど年次問わず活躍できるポジションを積極的に用意しています。

ー社員と接する時に心がけていることはありますか?

率直に話すことでしょうか。
社員から個別に相談を受けることもありますし、社内ですれ違った時に声をかけることが多いです。

その際にはどんな仕事に取り組んでいるのかを聞き、極力フラットに会話しています。
やらなくていいことを決めてあげるのも上司の役割だと思うので、時には行き詰まって悩んでいる社員に取捨選択の仕方をアドバイスすることもあります。
社員が書いている日報を読むと、日々何を考えているのかがわかるので会話が弾みますね。

ー髙村さんにとってのビジネスの面白さを教えてください。

「世の中を変えられる」「仕事を通じて自分が考えたことを実現できる」この2つです。

野球やバスケ、サッカーなどスポーツのプロ選手は、幼少期から努力を重ねその力を発揮し活躍します。誰しもが、ある日突然プロスポーツ選手にはなれません。
けれどビジネスの世界では誰でも挑戦でき、自分がやりたいことを実現することができます。自らの手で夢を叶えられるというのが仕事の面白さだと感じています。

そして、ビジネスは自分の都合だけで成り立つものではありません。
BtoB企業もBtoC企業も相手(顧客、消費者)ありきでビジネスを考える必要があります。
企業が研究を重ね満足いく商品を世に出したとしても、顧客や消費者が満足しなければその商品に価値はありません。
あらゆる企業に対し、消費者の声を届けることで、どれだけの付加価値を提供できるか。
SNS広告で消費者の考えや行動を変えられるか。
インターネット業界でいかに旋風を巻き起こせるか、がビジネスの面白さだと考えています。

―髙村社長、ありがとうございました!